映画｢バベル｣を観た

　 決して楽しい話ではないですので、悲しい気持ちになりたくない人は観ないほうがいいと言えますが、いい映画なのは間違いなさそうです。

オムニバス形式のようですが、舞台は世界各地に散らばっていて、それぞれの場所でそれぞれの主人公たちの物語が語られます。

 確かに物語の進行はあっちゃこっちゃに混線していて、「バベル」(混乱という意味があるらしい)というタイトルはふさわしいです。

次の展開が気になるところで他の舞台に小気味よく切り替わり、ぐいぐい引き込まれて行きます。どの舞台でも登場人物たちの危ない末路の予感しかしないのに、先が気になって仕方ない！！最後にやっとスローダウンしていきます。

登場人物たちは至る所でいろんな意味でイラついているので、仮にサブタイトルをつけるなら「世界のイライラ数珠つなぎ」とでもしましょうか。

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